「より良い健康」を手に入れるためには、治療だけではなく、当院の名前の通り「患者さんご自身による積極的な治療参加(Active Care=AC)」が必要になります。 本記事では、皆様の「手」を使って自分の首と肩のコリをケアできる方法を共有いたします。
首や肩、背中が凝っている方は大勢いらっしゃるのですが、実は「首の後ろではなく前、肩の上ではなく下、背中ではなく胸の前」などもかなりの頻度で、疲れて固まっているのをご存知でしょうか。
首や肩こりを楽にするためには、この3点の柔軟性が向上させられるかどうかが肝になります。
凝り感がなくても、症状をない場所を変えていくことが結果的に首や肩、背中などといった場所の凝りを楽にしてくれます。
▼ACカイロがオススメする「手を上手に利用した首・肩こりのセルフケア」
1. 胸の前
・ケアする場所: 胸の前側(大胸筋) ・おすすめの方: 首、肩こり、背中の張り、姿勢が悪い方 ・ケアの方法: 鎖骨の下にある胸の筋肉を押さえて、肩を前から後ろへ回します 庭野院長のコメント: 鎖骨の下にある胸の筋肉をしっかりと押して固定をし、肩を大きく前から後ろに4〜5秒間、グルグル回しましょう。まずは左右1日5セット、3日間試してみてください。
*ちなみに胸の筋肉の下には、体中のリンパが戻ってくる「リンパ本幹」という場所があり、胸が固くなると高速道路の出口が渋滞するように体のリンパの流れも滞るとも言われています。
2. 脇の下
・ケアする場所: 脇の下(大・小円筋、広背筋など) ・おすすめの方: 首、肩こり、背中の張り、姿勢が悪い方、普段腕を上にあげない方 ・ケアの方法: 指を組んで、肘を伸ばし、脇の下を外側に開きます 庭野院長のコメント: 肩の中心である肩甲骨を下から支えている、普段地味な働きの脇の下にある筋肉ですが、結構疲れて固まっています。
そして手を万歳でもしない限り日常生活の中では、この縮まった筋肉を伸ばせる機会はほぼありません。1回4〜5秒、左右1日5セット、3日間試してみてください。
*腕を上げるときに伸びる場所、すなわちここが固まり過ぎると腕が上に上手にあげられなくなってきます。
3. 首の前側
・ケアする場所: 首の前(胸鎖乳突筋、斜角筋など) ・おすすめの方: 首、肩こり、背中の張り、姿勢が悪い方、普段空を見上げない方 ・ケアの方法: 手で鎖骨を軽く押させて、アゴを上にあげます 庭野院長のコメント: 首の後ろばかりつらさを感じるので、よく見落とされがちですが、首の前も多くの方が無意識に毎日酷使をしているところです。
ここは首や肩まわりのバランスに大きく影響をします。上を向いたまま左右にゆっくり首を振ることで、首の前側のより細かい場所も伸ばせます。1回4〜5秒、左右1日5セット、3日間試してみてください。
*歯ぎしり、噛み癖のある方にもオススメです。
以上、ご自分の「手」を使った簡単な首と肩のコリに対するセルフケアのご紹介でした。
自粛でご自宅にいることが増えた方や、テレワークでいつも以上に悪い姿勢でお仕事を続けられる方もぜひ一度お試しください。性別、年齢は問わず首、肩こり改善のためのオススメのストレッチでした!
もし今後治療時により詳しいやり方を知りたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。
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