腰痛を感じている方、痛みではないけれど慢性的に腰の重だるさや張っている感じがある方には一度ぜひ、腰ではない股関節を柔らかくする方法を試してみましょう。
やり方は簡単!寝っ転がりながら、ご自宅の壁などを利用してテレワークなどで固まった股関節を柔らかくしたり、足を高い位置に上げることで足のむくみを解消したりすることもできます。 ACカイロは「自分のカラダは自分で治す」というコンセプトのもと、皆さんのカラダの悩みを解決する治療を行ってきました。 「より良い健康」を手に入れるためには、治療だけではなく、当院の名前の通り「患者さんご自身による積極的な治療参加(Active Care=AC)」が必要になります。 本記事では、「ご自宅の壁」を使って自分のカラダをケアできる方法を、お伝えします。 腰痛に悩む方はとても多いですが、そもそも股関節の筋肉が関係していることをご存知でしょうか?また、なぜ足の関節(股関節)が固くなると腰痛になりやすくなるのでしょうか。 (*簡単なメカニズムのお話ですが、ご興味のない方はそのまま動画をご覧ください)
腰・骨盤の骨と太ももの骨、これらがつながっている足の付け根の関節を股関節と呼びます。
股関節の筋肉は、太ももの骨と腰の骨をつなげている筋肉のこと。
「股関節」と言われると「足」のイメージが強くなるかもしれませんが、股関節が固くなる=腰と足をつないでいる筋肉や関節が固くな離ます。
つまり腰の周りが固くなるということになります。
激しい運動をしたときにだけ、筋肉を使っていると思われがちですが、実は座りっぱなしなど「体をある一定の体勢に維持する・同じ姿勢を保つ」というと日常の動作でも大きく負担をかけています。
▼ACカイロがオススメする「壁を使った簡単・股関節のセルフケア」
仰向けになって、両足を壁に立てかけましょう。ツライ人は「壁からお尻を離しましょう」
1. モモ裏を伸ばす
・ケアする場所: モモ裏(ハムストリング)
・おすすめの方: 腰痛、腰、お尻の張り、冷え性
・ケアの方法: 壁に両足を立てかけ2分キープ
庭野院長のコメント:
モモ裏からヒザの裏、ふくらはぎの一部分が伸びる感じがすると思います。ヒザは極力曲がらないように。痛くてツライ、と感じる方は少しお尻を壁から離しましょう。
足が冷えてきたり、痺れる場合もありますが、足にたまった老廃物などが戻ってきているサインです。足を壁からおろすと新しい血液が流れ出しすぐに元に戻りますので、ご安心ください。
2. 内モモを伸ばす
・ケアする場所: 内モモ(内転筋群など)
・おすすめの方: 腰痛、腰、お尻の外側の張り
・ケアの方法: 足をゆっくり開き2分キープ
庭野院長のコメント:
固い人は最初から足を開きすぎないようにしましょう。30秒ほど待っていると徐々に伸びてきて、足の重さに引っ張られるように自然と開脚が広がっていきます。
3. お尻を伸ばす
・ケアする場所: お尻の後ろ(大殿筋など)
・おすすめの方: 腰痛、腰、お尻の張り、長く座っていられない
・ケアの方法: 足を組み、左ヒザなら右胸に引き寄せる。2分間キープをして左右やりましょう
庭野院長のコメント:
腰の重さや張り感を覚えている人の多くは「お尻が凝っている」ことがよくあります。お尻の筋肉を緩めるのにストレッチも有効ですが、テニスボールを利用するとより広範囲に細かくセルフマッサージができるのでこちらもオススメす。
*関連記事:テニスボールを使ったセルフケア
4. 足の付根を伸ばす
・ケアする場所: 足の内側の付根(内転筋など)
・おすすめの方: 腰痛、腰、あぐらが苦手
・ケアの方法: 足の裏を合わせ、あぐらのような体勢を取ります。ヒザを壁側に軽く押しつけると強度が高まります。2分キープ
庭野院長のコメント:
2.の内モモはヒザよりの内転筋、これはより足の付根よりの内転筋を伸ばすのに適しています。この場所とお尻の固さが合わさると、股関節の付根に詰まったような感覚を覚えるようになりやすくなります。
あまり伸びる感覚が得られない方は「伸ばしながら、その場所をチョップをするような手の位置(小指側の手の外)でさすりながらやる」のも少し痛いですがオススメです。
以上、ご自宅の「壁を利用した簡単な股関節周りのセルフケア」でした。
今の時期ですとテレワークでいつも以上に、ご自宅で悪い姿勢を強いられながらお仕事をされている方や、足のむくみやだるさを感じている人もぜひ、一度お試しください。
もし今後治療時により詳しいやり方を知りたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。
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