2週間位前に突然首を寝違えてから、首が回しづらく頭痛も出るようになってしまいました。
近所の整形外科に行き診察を受けたところ骨に異常はなく、湿布をもらったのでそれを貼って過ごしていましたが、あまり首の痛みの改善はみられませんでした。
やがてそのままにしていたら痛みが徐々に引いて、2週間前よりも大分楽にはなってきたのですが、首を回すときに以前よりも回しづらく仕事中に頭痛も起こるようになりました。
ちなみに頭痛薬を飲んでもあまり症状に変化はありません。
Bさんの主な症状
1:左右に首を動かすと痛みが出る
2:夕方になると頭痛がする
3:首の全方向の可動域が減少している
4:朝起き上がろうとするときに、首が痛む
施術後の経過
●1日目
カイロプラクティック治療で首を左右に動かす痛みと動きの改善がみられました。
●2回目
可動域、ならびに頭痛が改善しました。
●3回目
来院時には起床時の首の痛みも起こらなくなり、症状の再発や、動きが再び減少してくる兆候もなく患者さんご自身の容態も安定していた為、ご自宅でできるストレッチをお伝えして、今回は全3回の施術を行い終了しました。
担当からのコメント
今回のケースは、傷めたであろう首の筋肉の傷が回復した後も、固まったまま残ってしまい、首の動かしづらさや、頭痛(緊張性頭痛)などの症状を起こしたものと考えられます。
湿布を2週間使うことで痛みが徐々に軽減していきましたが、その後は寝違えで傷めた周りの筋肉などの組織が、修復過程で固まってきます。
せっかく傷は回復したのに、そのまま放置をしてしまうと関節や筋肉が以前より固さが増してしまいます。
結果、それらの柔軟性の低下が他の場所に負担をかけてしまいます。そのため2回目の施術からは、可動域の改善を目的としたより積極的な施術を行いました。
片頭痛と異なり、頭痛薬が効かないことも緊張性頭痛(首や肩まわりの筋肉の凝りによる頭痛)の特徴です。
急な痛みや、鋭い痛みなどは首以外でもアイシングを活用するのが効果的です。「そもそも温めるの?冷やすの?」と迷われた場合は、やはり最初に冷やすと良いでしょう。
その理由は、万が一でも患部に炎症が起こっているときに温めてしまうと炎症を助長してしまい、痛みが悪化する可能性があるからです。
まずは冷やしてあまり良い変化を感じないときは、そのときに温めることを選択すると良いと思います。
受傷した患部を早期に冷やすことで、回復スピードを高めることはオススメですが怪我をしていない、他の場所(首以外の場所)の柔軟性を高めることは、また傷めてしまった首の負担を減らすためにも有効です。
▼ACカイロがオススメする「首を寝違えてから、首の回りが悪くなった」方にも手軽にできる「胸、脇の下、首のストレッチ」
首と肩は仲間です。首の痛みや動きの制限を改善するためにもの、この仲間の肩の働きを高めることが重要です。
例えば首の調子が悪い方は、胸の前や脇の下なども固まっていて、これらのアンバランスさが首にさらなる負担をかけていることがあります。
首の後ろが痛い方は、動画の「3番目の首の前のストレッチ」ができない場合もあると思うので、そのときは胸の前と脇の下を無理のない範囲で行ってみてください。
1. 胸の前側のストレッチ
腕を動かすときは必ずと言っていいほど、この筋肉に力が入っています。鎖骨の下にある胸の筋肉を押し続けながら、腕もグルグル回しましょう。
2. 脇の下のストレッチ
使っていなそうで、実はとても負担をかけている筋肉。肩を下からサポートしています。指を組んだら、伸びをして、そのまま体を傾けましょう。
3. 首の前側のストレッチ ここはかなり重要です。みなさん首の後ろや肩、背中など痛みを背面に感じることが多いと思いますが、この首の前側の筋肉。相当疲れています。
ここを楽にすることが首や肩こりを改善するための近道です。鎖骨を手で軽く押させて、そのまま顔を天井に向けます。そして右、左とゆっくりと首を動かします。 ///////// ご自分では気がつきにくいのものですが、実は体は色々な場所が連携を取りながら動いています。一見、痛い首の場所でもないところにストレッチそしても、「本当に効くの??」と思われるかもしれません。 もしあなたがいつも行っている体操があり、それらの効果がイマイチだなと思われたら、1週間だけでも良いので、当院の動画の体操を続けられてみてはいかがでしょうか。
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