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登山中におこった膝の痛みを治して、また山に戻って歩き続けたい(52歳男性・会社員)


年末に登山をした帰り道の下りで、左膝に違和感を覚えました。


足が疲れているのかと思い、ゆっくりと下りてきましたが徐々に違和感から膝の痛みへと変わっていきました。


それから年明けの1月末、2月末にも山に登りましたが、やはり下山中に膝に痛みがおこりました。膝は腫れることはありません。


翌日までは違和感や痛みが残るものの、2日後には膝の痛みも解消されています。


病院にも行き、電気を当てられたり、リハビリの運動をしたりしていましたが変化をあまり感じません。


足腰が弱くならないように、今は週末に平地を1〜2万歩くらいを歩いています。


登山歴は10数年、膝をしっかり治してこれからも大好きな登山を続けて行きたいと思っています。



Sさんの主な症状

・下山中に左膝が痛くなる

・平地では長く歩くと違和感が出るが痛くはない

・2年に1度はギックリ腰をしている

・昨年から左肩のしびれ。頚椎ヘルニアの診断


施術後の経過

・1回目

カイロプラクティック治療で下半身を含む、股関節の柔軟性を向上させました。

・2回目

股関節の柔軟性と、腰と骨盤の関節の動きを高めて行きました。

・3回目−5回目

週末の10kmウォーキングでは膝の違和感はなし。治療内容は継続。

・6回目 5回目の治療の後、前回膝の痛みが起こった登山コースに再挑戦。痛みは全くなく下山することができました。


登山の強度を今後も高めていくためにも、体のメンテナンスを継続しながら、毎週末徐々に登る山の難易度を高めていってもらっています。


・・・・・・・

治療後にS様からいただいたメッセージ


ACカイロプラクティック

庭野院長


こんにちは。ご無沙汰致しております。Sです。

その節は母がお世話になり、ありがとうございました。

その後、母も私も痛みを感じること無く過ごしております!


*S様の膝の治療が終了後、お母様をご紹介いただきました

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担当からのコメント

今回のケースは左の太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が疲れてくると膝の近くで、筋肉が引きつった状態になり痛みを起こしていたと思われます。


病院での検査でも靭帯や半月板、軟骨などには特に問題はなく、実際に膝が怪我のように傷ついていないため登山後も膝が腫れる(炎症)こともありませんでした。


ハムストリングスを柔らかくすることも大切でしたが、歩くときに連動をする股関節や足首、それらに関わる筋肉の柔軟性が低下をしている場所が多くありました。


またギックリ腰を繰り返してしていることもあり、腰椎と骨盤の連動もスムーズに行なえておらず、下半身全体を上手に使うため(結果ハムストリングスの負担を減らすため)にもこれらにも治療のアプローチを行いました。


またご本人には、治療の効果を維持・向上させるためにもご自宅などでストレッチなどの体操を実践していただきました。


膝の痛みは、膝の奥に痛みを感じる方が多いせいか「軟骨がすり減った?」「油が切れた?」などと思われる方も多くいらっしゃいます。


膝の痛みが必ずしも筋肉からくるだけのものではありませんが、正しいアプローチを行えれば諦めていた、足が遠のいてしまった運動なども再開できるかもしれません。


余談になりますが「半年以上ぶりに膝の痛みなく登山ができた!」と喜んでご報告をしてもらったときは、こちらもつい嬉しくて「うるっ」としてしまいました。


良くも悪くも、患者さんからフィードバックをいただけることは、私がこの仕事が大好きな理由の一つでもあります。



▼膝の痛みがある方は一度試して欲しいグッズ


膝の痛みが、太ももの前や裏の筋肉が弱くなることで起こっている場合が多くあります。


これは登山をされない方も例外ではありません。


この商品は簡単に言うと、「太ももの筋肉に力が入りやすくする」ものです。


これを使うことで今まで感じていた膝の痛みが軽減されるようであれば、膝の軟骨がすり減った云々よりも、筋肉の弱さなどが症状の原因で膝に痛みが起こっている可能性が高まります。


その場合は、これを使いながらウォーキングなどを始めて、足の筋力を強化すると膝の状態が改善されることも不可能ではないと思います。


太ももに巻くサポーターです。元々、山道(トレイルランニング)を走る選手向けに作られたものです。締めつけ感が大切なので、サイズ選びは大きめのものを選ばないようにご注意ください。


以下にリンクを貼りますので、ご参考にしてください。

個人的には他のメーカーの同類のコンプレッションウェアーを4種類試しましたが、このメーカーのものが効果をしっかりと感じました。洗濯の際はネットの使用をお勧めします。




▼腸腰筋(ちょうようきん)のストレッチ

股関節の柔軟性が低下すると、腰の負担が上がるだけではなく、膝や足首に負担をかけてしまう可能性が高まります。


この腸腰筋(ちょうようきん)の働きを高めて体を上手に使えるように準備をしましょう。


これは股関節の前側にある筋肉なのですが、立派な腰の筋肉にの一部です。


座っている時間が長くなるとこの筋肉は知らず知らずのうちに固まってしまい、腰の負担をかけていきます。


大きな筋肉なので、30秒〜から1分ほどゆっくり伸ばすと効果的です。

また股関節の前と一緒にお尻のこりや、その他の股関節の柔軟性を全般的に高めることも腰痛の改善や予防には大切なので、以下の参照リンクもぜひご覧ください。


参照



当院では治療の後に患者様お一人お一人が必要な、ストレッチなどのセルフケアに関するアドバイスもさせて頂いています。他にも分からないことがあれば是非ご相談下さい。





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