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執筆者の写真庭野 祥

右の股関節が痛く、足が上にあげられません(51歳女性)

更新日:2019年6月23日



股関節の前側に痛みが走るので、右足を抱え込む動作も出来ません。13年前にクラッシックバレエの現役を退くまでは、あまりの練習や舞台の忙しさに痛みを我慢しながら踊り続ける毎日でした。現在はバレエの教師をしており、毎日色々な場所で生徒さんを指導しています。レッスンが一日に5本近くになると翌日は、足の付け根の痛みで右足を「がに股」のように開かないと普通に歩く事も困難です。バレエの仲間に紹介してもらい色々な治療を試しましたが、あまり良くなる気配もありませんでした。



Aさんの主な症状

1:右の股関節の前側に時々鋭い痛みが

走る

2:右足を抱え込むことが出来ない。

股関節が曲がらず靴下が履きづらい

3:右のお尻の筋肉が常に張っている

4:右のつま先が常に外側を向いている



施術後の経過

3回目のカイロプラクティック治療までは、痛みが少し楽になり股関節が曲がるようになっては戻りを繰り返していました。4回目以降は徐々に症状も安定し始めて、右のお尻の張りも感じる事が少なくなりました。また治療直後は股関節の動く範囲が上昇し徐々にそれも維持が出来るようになりました。


可動域も治療開始時よりも7割近く改善して来ました。忙しいレッスンを続けながらも、時間を作って頂き継続治療をしています。(4月6日現在合計6回)


担当からのコメント

この方は長年筋肉を酷使し続け、痛める事を繰り返してしまった為股関節の前側の筋肉は傷つき固まり過ぎていました。自然に伸び縮みが出来ない筋肉は力を入れる事が出来ずに、股関節を曲げる動作すら困難にさせていました。13年近く劇団四季にも在籍していたほどのプロで、体の柔軟性は飛び抜けていたにも関わらず、右の股関節の筋肉はもの凄い固さでした。


筋肉を痛め続けた事も原因の一つですが他にも「体が柔らかすぎるが故に、正しいストレッチが出来ていなかった」事も大きく症状に関係している事が分かりました。これを修正する事で、一気に治療後の経過が順調になっていきました(4回目の治療後から)。


忙しいレッスンの合間に時間を作って頂きながらの通院ですが、治療後の変化を実感して頂けた為、長年患っていた股関節の痛みを少しずつ改善していく治療計画を続けています。




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